日本は医療が大変発達している国です。
WHOからの評価では「世界一」までいただいているほどです。
医療を支えているスタッフにとっては鼻高々な事実でしょう。
ですが、求人事情となるとまた違ってきます。
特に看護師。
看護師求人事情というのは、「世界一」という評価とはまた違ったものとなってしまっていると言っても過言ではないのです。
具体的に言えば、日本は看護師が絶対的に不足してしまっているのです。
看護師不足はもはや病院レベルの話しではなく、国全体として考えなければならないレベルにまでなってしまっているのです。
かつては外国人看護師を招聘した事もあったのですが、医療の現場では日本人ですら難しいと感じるような専門用語が飛び交うほど。
そのような現場で日本語があまり堪能ではない外国人留学生が頑張らなければならないというのは、なかなか厳しい現実があると言わざるを得ないのではないでしょうか。
これは行政レベルでの提案ではあったのですが、結果的にはあまり良い成果を得る事が出来ませんでした。
ですから、やはり日本人看護師をとの考えに回帰しつつあるようです。
看護師資格を持っているものの眠らせている人間は、病院だけではなく、行政レベルで見てもとても貴重な存在なのです。
ですので、出来れば看護師として働いてもらいたい。
このように思われているのです。
特に日本は既に高齢化社会を迎えています。
看護師の数が足りなくなりつつあるのです。冒頭で日本の医療は世界一との評価を得ているものだとお話しましたが、それは看護師の存在あってこそです。
看護師不足が大きな問題となってしまっている状況ですが、安易に看護師のハードルを下げてしまうと医療レベルが低下してしまう事になります。
このジレンマは難しいものです。
最終更新日 2025年5月15日 by bjackt