“ランドセルは海を越えて”という、卒業等でもう使わなくなったランドセルをアフガニスタンの子どもたちに寄付する…という活動が、ランドセルに使われる素材のひとつである人工皮革(クラリーノ)を製造しているクラレによって今年、2014年も行われることとなりました。
そのため、使用済みランドセルの募集が始まりました。
昨年度は約1万個のランドセルが集まり、それがアフガニスタンに送られました。
小学校生活6年分の思い出がつまったランドセルですので、なかなか片付けることができずに、押し入れの奥にしまい込んでいることも多いでしょう。
ずっと大切に使われていたけど、自分にはもう必要がなくなった、ランドセルや学習用品、文房具などをそれらの供給が足りていない、アフガニスタンの子どもたちに贈る”ランドセルは海を越えて”という企画は本当に素晴らしいですね。
この企画は2004年から始められて、11年間で合計9万個ものランドセルがアフガニスタンの子どもたちに寄付されています。
自分たちが使っていた、身近なランドセルをリサイクルすることで、再利用やボランティアの素晴らしさをたくさんの子どもたちに知ってもらいたいということから始まりました。
応募の詳細については、”ランドセルは海を越えて”のインターネットサイトをご覧いただきまして、必要事項をクラレまでメールで送信します。
その後何日かすると、地域別のランドセルの送り先である倉庫の住所が、受付確認メールに載せて届けられます。
その住所あてに4月の上旬までにランドセルを発送します。
その際の送料に関しましては、応募者が負担する必要があります。
その後のアフガニスタンまでの輸送料金とその他の寄付に関する費用はクラレ負担になります。
なお、応募につきましては1人1度かぎりになっています。
また、鉛筆や消しゴム、ノート、クレパスなどの使われずにしまってあった学習用品がある場合は、ランドセルと一緒に寄付すると良いでしょう。
注意点としては、ランドセルの素材に関して、たとえわずかでも豚革が使われていますと、宗教上の問題で寄付できませんので、そうでないことを確認の上ご応募してくださいね。
クラレのインターネットサイトに、豚革か否かを見分ける方法が紹介されています。
あとは、条件として、破損部分のない十分に使用可能なもの、横型のものやキャンパス地のものは寄付できません。
昨年は、クラレのスタッフとその他合わせて約140人のボランティアにより、1万個以上のランドセルの検品や梱包が行われました。
それが、アフガニスタンの子どもたちに与えられました。
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最終更新日 2025年5月15日 by bjackt