「リゾート開発について詳しく知りたい」
「リゾート開発の目的と歴史について知りたい」
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リゾート開発は1800年代に始まったといわれており、当時から休暇や余暇を過ごす場所として開発されてきた歴史があります。
日本語では行楽地や保養地ということからも分かるように、経済的に余裕がある人がまとまった休みを取り、そこで過ごす場所という意味合いが強いです。
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アクアリゾート佐藤裕樹社長
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アクアリゾート佐藤裕樹社長が考えるリゾート地
誰もがリゾートを楽しめる現代では想像できませんが、昔は貴族などの身分が高い者だけが楽しめるものでした。
開発場所は海岸に高原や温泉地が選ばれることが多く、自然が充実していたり過ごしやすい気候が開発の条件に求められます。
滞在して過ごすことになるわけですから、極端に寒い場所だったり、軽装でも快適に過ごせない場所は開発の対象外となります。
つまり必然的にリゾート開発は気温が比較的高い、地球の南側に集中する傾向にあります。
とはいえ、涼しくても極端でなければリゾート地になり得ますし、温泉のような魅力があれば十分に候補になります。
宿泊施設やその周辺だけが開発されるケースは少なく、むしろ街全体が観光客を歓迎する雰囲気になることが多いです。
理由は地元の人達にとってリゾート地は観光資源で、観光客は地域にお金を落としてくれる大切なお客さんだからです。
観光以外の資源が乏しい土地だと、街をリゾートに適した形に作り変えて観光客を迎え入れています。
リゾートの意味
そのような街がリゾートタウン、あるいは規模によってリゾート都市と呼ばれます。
余談ですが、リゾートは英語で再びを意味するreと、出掛けるを意味するフランス語に由来します。
日本だと、リゾートホテルのように充実した環境を有する立派な宿泊施設のイメージが強いですが、本来は美しい自然が広がる環境でリラックスして過ごせるイメージの方が近いです。
ただ、言葉の意味は時代と共に少しずつ変化しますし、国や地域によってもイメージは異なるので、日本においては現在のイメージで間違いないでしょう。
日本には通称リゾート法と呼ばれる法律があって、そこに定義される国民が多様な余暇活動を楽しめる場がリゾート地となります。
ゴルフやスキー、マリンアクティビティが楽しめる施設や環境がこの法律の定義するところで、まさにリゾートホテルがあてはまります。
プールつきの宿泊施設もリゾートホテルと呼ばれることがありますが、これは日本独自といわれています。
リゾート開発は地元企業が主導となることが多い
リゾート開発は地元企業が主導となることが多く、運営も地元企業が中心となって行われる傾向です。
一方では、リゾート開発や運営を事業としている企業が計画を立て、地域に持ち掛けて開発が行われるケースもあります。
豊かな自然や過ごしやすい環境があればリゾート地になり得るので、固有の観光資源がなくても開発をしたり運営することは可能です。
しかし、開発や運営ができるのと成功するかどうかは別ですし、やはり興味を引いたり実際に見てみたいと思わせる観光資源があった方が有利です。
日本のリゾート開発の歴史は思いの外古く、明治時代に作られた外国人向けの山岳避暑地が始まりとされています。
記録に残っているのは六甲山の事例で、近代登山をする外国人パーティーが開発を始め、登山道やバイク用の道が整備されたケースです。
更に三国池に外国人の手によって別荘が建てられたり、別荘地になったという記録もあります。
日本のリゾート開発の歴史
このように、日本ではまず外国人が整備したのがリゾート開発の歴史の始まりで、その後も1800年代後半まで続きました。
日本の企業が開発に本格的に参入を始めたのは1900年代に入ってからで、西武や東急といった企業が乗り出しています。
リゾート法が制定されたのは、金余りが発生した1980年代後半の97年のことです。
地方自治体と企業が協力して計画を立てるケースが相次ぎましたが、実際にはバブル崩壊の後というタイミングだったので、絵に描いた餅が大半でした。
現在は盛り上がりが落ち着いていますが、それでも開発を行っている企業はありますし、新たな価値の創造を模索している企業は少なくないです。
近年は、環境保護の意識の高まりから誕生した、いわゆるエコリゾートのケースが増えつつあります。
エコリゾートは自然環境と地域住民に配慮する新しい形のリゾート地で、建築材にリサイクル材を用いたり、太陽光発電などの再生可能エネルギーを活用するといった特徴が見られます。
大きく手を加える開発はしないので、派手なイメージはないですが、その分自然の良さが活きる環境の魅力があります。
自然が観光客を呼び込む目玉となることから、本来の意味のリゾートに戻ったともいえるでしょう。
まとめ
日本でもエコリゾートの事例は増えていますが、海外でも同様の取り組みの動きが見られるので、今後は世界規模でもっと増えると思われます。
一時期はお金をつぎ込むのが正しいといっているかのような開発が行われましたが、元々は自然環境の持ち味を活かした、行楽や保養が目的でした。
そして一巡したかのように、再びエコリゾートという形で開発が進められているのが感慨深いです。
最終更新日 2025年5月15日 by bjackt