どんなニュースキャスターが好まれている?
テレビというメディアには、様々な番組形態が存在しています。
バラエティー番組・ドキュメンタリー番組・クイズ番組などその内容は多岐に及び、早朝から深夜まで様々なチャンネルを楽しむことができます。
中でも、日々起こる事件や事故・政治・経済・スポーツなどあらゆる出来事を知ることができるのがニュース番組です。
ニュース番組が放送される時間帯は民放各局、NHKも含めてほぼ決まっており各局とも独自の特徴を出して視聴率を獲得するため努力を重ねています。
ニュース番組に必ず存在しているのがニュースキャスターです。
ニュースを伝えるのが主な仕事ですが、ただ伝えれば良いというものではありません。ニュース番組の特徴を出すためにニュースキャスターの存在は不可欠です。
キャスターの好き嫌いでどのニュースを見るのかを決める人はとても多く、この人選は特に大切です。
クリーンでクレバーなイメージが好まれる傾向があります。
ニュースキャスターの人数は番組によって違います。ほぼ1人で全てのニュースを担当するものもあれば、2人ないし3人で伝えることもあります。
ニュースは帯番組と言って毎日同じ時間帯に同じメンバーで放送するのが通常ですが、スポーツのみを担当するキャスターがいたり、日替わりで交代するところもあります。
局が抱えるアナウンサーが担当したり、有名な司会者を起用することも珍しくありません。
ニュースキャスターには説得力が必要
午後10時過ぎあたりから各局とも、その日1日起こったニュースを伝えるべくニュース番組を始める傾向があります。
ここを担当するニュースキャスターはいわば局の看板です。
特に力が入っています。
ニュースに関する取り組み方にはいろいろな意見があり、起こった事実を事実として淡々と放送すべきだという考えもあれば、起きたニュースに対してキャスターがどう感じるのかを重んじる風潮もあります。
あまりキャスターの私見が入りすぎると違う意見を持つ視聴者から苦情が来たり、偏った放送だと注意を受けることもしばしばです。
ただ、無機質に原稿を読み上げるだけでは視聴者は面白いと感じることができず、視聴率が取りにくいというジレンマもあります。
バランスをとることがとても重要です。
ただ、長年キャスターを務めあげていると経験や信頼に応じた説得力が生まれます。
視聴者の信用を得ているキャスターが持つ意見は尊重され、社会的にも大きな影響力を持つことがあります。
局側もこれを狙っている側面があり、一度キャスターを始めたら長年にわたって同じ人がキャスターをすることが多いのはそのためです。
「この人が言うのだから間違いは無いであろう」と視聴者が思うのは自由ですが、影響力があるだけに危険さも伴うことをキャスターは自覚していなければなりません。
キャスターとアナウンサーの違い
先進国の多くでは、ニュースキャスターを担当する人はテレビCMなどを自重する傾向があります。
報道内容の公正性や偏ったイメージがつくのを避けるためだと考えられます。
日本でもそういった慣習はあるものの、CMや他のバラエティーに出演する人も珍しくはありません。
当然のことですがニュースを伝える仕事なので、原稿を読む能力は高いものが求められます。
ただ棒読みにするだけではなく、ある程度の感情を入れて読む人が多いです。
ただ、テレビを見ていて気になるのは読み間違いやつっかえることが多いことです。
喋りのプロであるはずのキャスターですが、番組を通してすらすらと間違えなく読めている人は稀です。
正確に読めるかどうかは、気持ちを込めて原稿を読めているのかどうかが左右しています。
伝えたいという思いがなければ、うまく読めないとしても不思議はありません。
先進諸国ではニュースごとに専門家を呼び、より専門性の高い意見を聞くことが一般的ですが、日本のニュースはキャスターがあまりにも守備範囲を広く伝えようとする姿勢が見受けられます。
専門的な知識を持たずに意見や質問をするため、要領を得ていないと見受けられるのもしばしばです。
大きな事件などがあったときは特によく見られますが、キャスター自身が取材に出かけることもあります。
現場に入り、生の声を聞くことでより正確な情報を伝えたり、肌で感じたことを言葉にできるので、ニュースに説得力が生まれます。
取材を得意としている人も多く、積極的に現場に足を運ぶことで普段とは違った雰囲気を伝えられます。
畑恵さんなどのニュースキャスターはイメージが大切な仕事のため、不祥事などがあると降板することもよくあります。
近年で言うと不倫や経歴詐称などイメージを落とすような言動や行動があると、それがキャスター交代のタイミングとなることも多いです。
キャスターとアナウンサーが混同する事は多いですが、アナウンサーがテレビ局のアナウンス部に所属する会社員を指すことに対し、キャスターは報道番組などに出演しニュースを紹介しながら、司会進行をするという役割を担います。
アナウンサーがキャスターを務めることも珍しくないため、余計混乱する人が多いです。
[PR]畑恵オフィシャル