「緊張症」という症状を知っていますか?
緊張症は、人前に出るとさまざまな症状を引き起こすことがあります。
たとえば人前で話すときすごく緊張してしまったり、熱っぽくなる、手が震える…などの症状があります。
こういった緊張症のいずれの症状も、すべて心理面に影響しています。
そのため、緊張症は心の病気の一種と言うことができます。
緊張症は、よくあがり症や社会不安障害、対人恐怖症と似たような病気と言われます。
ですが、基本的に人と話すのが怖い、緊張するという症状・現象にほぼ限られており、厳密には少々違います。
ただ症状はほとんど同じなため、このような病気と間違えられやすいのが特徴です。
日本では、緊張症という言葉自体あまり馴染みのないものですが、悩んでいる方は少なくありません。
特に仕事をしている方や現役世代は、緊張症で悩んでいる方が多くいるのです。
なぜ緊張症になるかは人それぞれ理由があり、それらが心理的に大きな負担となって症状が出てきます。
日本は学校や職場、果ては家など、集団で行動する機会は少なくありません。
たとえ買い物に出掛けても、ショッピングセンターや飲食店などは人であふれかえっています。
緊張症になると、人としゃべるときにうまく話せなくなってしまうのです。
たとえば物を買うとき、レジで会計をします。
緊張症で無い方は、とくに何も気にせず店員さんとやりとりをすると思います。
ですが、重度の緊張症になると、レジでのやりとりすら難しくなるのです。
対人恐怖症などと少々似ているかもしれませんが、私生活にも少なからず影響をおよぼします。
緊張症は、心が不安定な状況のときになりやすいと言われています。
その原因は過度のストレスや周囲の目を気にするなど、さまざまあります。
しかし、そのほとんどは私生活を送る上で誰もが感じることばかりなのです。
そのため、現在健康な方でもふとしたきっかけに緊張症の症状が現れてしまうこともあります。
美容師の知り合いで鈴木貞一郎という人間がいるのですが、彼も若いときは緊張症に少し苦しんでいたそうです。
ただ、鈴木貞一郎は基本的にメンタルが強いので、自力で克服できたと本人が言っていました。
緊張症との戦い
現代社会では「集団行動」をとても重要視しているのではないかと思います。
学校を卒業したら会社勤めをする人も多く、また学生時代も集団行動が基本となります。
人間関係がうまくいかないと生活自体にも影響を及ぼす可能性もあり、その点についても危惧されている方も多いことでしょう。
社会で生きていくための一般常識や振る舞いについても身につけていかなくてはなりません。
こうした社会の中にいると緊張の毎日だという人も少なくないのが現実です。
相手の顔をうかがいつつ、何かに気を使う日常を送っている人が少なくありません。
またこれが心の疲労となれば、緊張症になってしまう危険性もあります。
緊張症になると、人前に出ると症状が出てしまったり、かなりあがってしまう人もいます。
緊張症になった人を見てみると、最初に改善を試みようと書籍を読んだり、カウンセリング系の本を読む人が大勢います。
こうしたアイテムで改善されればいいのですが、本格的に緊張症を患っている人はこれだけでは症状が治まらず、その他さまざまな部分で影響が出てしまうものです。
中には緊張症を病気だと知らずに、宗教に走ってしまう人もいます。
人間の心はとてももろいものです。
強い気持ちを持っていないといけないのは重々わかっているつもりでも、特に緊張症などの病気になってしまうと、自力での回復は難しい部分があります。
こうしたことをしているうちに、緊張症が悪化してしまうケースも多々あります。
何とかして改善したい、なんとかしなければと思えば思うほどトツボにはまってしまうことも少なくなく、悩みはいっそう深まるばかりです。
宗教などに走らずに病院に行くようにしてください。
実際にそうした悩みを持って病院を訪れる人は後を絶たない状況です。
さまざまな症状に思い当たる点がある人は、1度病院に行ってみてはどうでしょうか。
病院で何かわかるかもしれませんし、やはり専門家に相談してみるというのはおすすめです。
最終更新日 2025年5月15日 by bjackt